商品動画撮影の完全ガイド|機材・照明・カメラワークと外注判断
最終更新日:2026年8月17日
まず結論
商品動画撮影は、機材を買う前に「購入者が写真では判断できない情報」を決めることから始めます。
カメラ、照明、音声、背景は、その情報を見やすくするための手段です。小規模な撮影は自社でも可能ですが、光沢、色再現、モデル、複数媒体への展開、短納期が必要なら制作会社への外注も比較します。
商品動画撮影の目的を決める
「売れる動画を作る」だけでは、必要なカットを決められません。購入前の疑問、動画を置く場所、視聴後の行動を具体化します。
| 目的 | 必要な映像 | 適したページ |
|---|---|---|
| 購入判断を助ける | 大きさ、質感、動き、使用場面 | EC商品ページ |
| 興味を持ってもらう | 悩み、商品、使用後を短くつなぐ | SNS、広告、LP |
| 正しく使ってもらう | 部品、向き、操作、完了状態 | サポート、同梱QR |
撮影前の準備
- 掲載先を確認:画面比率、解像度、容量、音声、テロップの仕様を調べる
- 疑問を整理:問い合わせ、レビュー、返品理由から優先カットを決める
- 商品を準備:本番用、予備、付属品、説明書、小物、清掃用品を揃える
- 構成を作成:カット番号、内容、画角、秒数、テロップ、音声を書く
- 確認体制を決定:商品仕様、ブランド、法務、公開担当の確認期限を決める
商品動画に必要な機材
カメラとレンズ
スマートフォンでも固定、露出、ピント、照明が安定すれば実用的な動画を作れます。小物の質感や細部を見せる場合は、近距離で歪みにくく、ピント位置を調整しやすい機材を選びます。
三脚・固定機材
商品確認のカットでは、不要な揺れを抑えることが重要です。俯瞰撮影や手元撮影は転倒しない固定方法を選び、操作中にフレームから外れないようにテストします。
照明・レフ板・背景
大きく柔らかい主光とレフ板から始めます。背景は商品と同化せず、ブランドと掲載先に合うものを選びます。反射や影の直し方は商品動画ライティングで詳しく説明しています。
マイク
操作音やナレーションが判断に必要な場合に用意します。BGMを前提にせず、必要な音を明確に録ります。音なしで見る人向けに字幕も準備します。
基本のカメラ設定
- 掲載先と動きに合わせてフレームレートを決める
- シャッタースピードを照明のちらつきと動きに合わせる
- ISOを上げすぎず、照明で必要な明るさを確保する
- ホワイトバランスを固定し、カット間の色変化を防ぐ
- ピント位置を固定し、操作中に商品から外れないか確認する
自動設定は撮影中に明るさや色が変わることがあります。本番前に短く録画し、大きな画面とスマートフォンの両方で確認します。
商品を伝えるカメラワーク
カメラを動かす目的は、形、奥行き、利用場面を理解しやすくすることです。固定カットで全体を見せ、必要な箇所だけ寄り、動きのあるカットは開始と終了を安定させます。
- 固定:形、仕様、操作を落ち着いて見せる
- パン・チルト:横長・縦長の商品を順に見せる
- 寄り・引き:利用場面から注目箇所へ視線を導く
- 回転:立体形状を見せるが、速度を一定にする
- 手持ち:臨場感が必要な場面だけに限定する
撮影例:長財布の商品説明動画
固定、寄り、操作カットを組み合わせて形と使い方を伝える商品動画の例です。バーチャルフォトの商品動画撮影サービスに掲載している制作例を使用しています。
自社撮影と外注の判断基準
| 自社撮影が向く | 外注を検討したい |
|---|---|
| 定期的に同じ形式を撮る | 初回で撮影設計から必要 |
| 社内に機材・担当者・場所がある | モデル、スタジオ、特殊照明が必要 |
| 簡単な操作や短い素材が中心 | 光沢、透明、色再現、合成が難しい |
| 公開後すぐ撮り直せる | 発売日が決まり短納期・大量制作が必要 |
制作会社を比較する際は、商品動画制作会社の選び方で見積もり・修正・権利の確認項目を整理できます。
用途別の詳しいガイド
よくある質問
スマートフォンだけでも商品動画を撮れますか?
撮れます。三脚で固定し、光源を揃え、露出・ピント・ホワイトバランスを安定させます。撮影前に掲載先の解像度と画面比率を確認してください。
商品動画撮影を外注する場合、何を渡しますか?
商品一式、予備品、説明書、商品ページ、ブランドガイド、希望カット、掲載先、納期、禁止事項を共有します。台本を依頼する場合も、正しい仕様と訴求根拠は依頼者が確認します。

